木とひと

秋の葉っぱは、いろとりどり、中でも赤い葉は目立ちます。

赤は晴れた空の色に映えます。

そんな風景を、初めて訪れた軽井沢で、今年はゆっくりと見ることができました。

軽井沢は、陽と木とひとが寄り添う場所。

途中で、木の皮のはげかけたところを、手でさわったら、木の皮がほろっと取れました。そっと、上着のポケットの中に入れました。

木のかけらは、ずっとポケットの中にいました。

ずっとずっといて、ついには盛岡まで一緒に帰ってきました。

木とひとの、関わり。

きりしねで繕い

機織りの、経糸の、もう織れないところを、きりしねといいます。このきりしねは、機道具と一緒に頂いたものです。穴のあいたカーディガンの繕いに使おうと思い、旅の鞄に入れてきました。経糸の整経の仕方には、まるべという糸端が輪になる方法と、ちぎりべという輪にはならない方法の二種類あります。輪がない経糸は、緒巻きの棒にくくりつける時に結んで輪を作ります。このきりしねにはその結び目があるので、ちぎりべで整経したという事がわかります。そして、この短さから、織れるぎりぎりまで織ったんだという事も、わかるのです。

列車が動き出し、駅で買ったパンでお腹を満たしたら、繕い始めました。

旅の続きはまた今度。